薬剤師の転職について

 

薬剤師の転職は「いつでも求人がある」「売り手市場」というイメージが続いてきました。新聞の求人広告を見れば、必ず「薬剤師募集」の文字が見つかりますし、調剤薬局のなかにも「薬剤師を募集しています」というところは、たくさんあります。薬剤師は女性が多く、出産や子育ての時期にいったん離職をするという人も、多いです。そのため薬剤師としての転職・ブランクを経験していることは、それだけで再就職に不利になるとは、決して言えません。

 

しかし、薬剤師の転職が「簡単にいつでもできる」という状況は、永遠に続くわけではありません。そもそも、薬剤師不足が起こったのは、大学の薬学部・薬科大学が4年制から6年制へと移行し、新卒者が極端に少なかった時期があったからです。今後、一気に薬剤師が増える状況になるでしょう。そうなると、薬剤師の求人状況は買い手市場へと移行していきます。

 

「薬剤師は転職が簡単にできる」という状況に甘えて、深く考えずに短期間での転職を繰り返してきた人は、今後の状況の変化に対処しきれなくなるかもしれません。転職活動をするなら「前向きな転職」「真面目な転職」を望んでいるということを、採用希望先に伝える必要があります。また、薬剤師は患者さんと接する仕事でもありますので、「若い人が有利」とは、一概に言えません。経験があって、患者さんが思わぬ行動に出た場合にも、落ち着いて対処できる人を、と希望する病院・薬局もあります。